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「山口組」分裂5年、新たな対立局面!「神戸山口組」から有力組織脱退の動き加速 続く抗争…終息見通せず (2/2ページ)

 神戸は発足した15年の年末に約2800人だった構成員数を昨年末までに約1300人減らした。特定抗争指定以降は流出がさらに増え、多くが山口組に流れたもようだ。捜査関係者は「厳しい法律の縛りでしのぎ(資金獲得)も難しく、抗争も劣勢。身の振り方を考えて当然」と分析する。

 山健組の離脱騒ぎは他の有力組織の動向にも影響している。7月末には岡山市に拠点を置く池田組が離脱を表明。独立組織として活動するとの見方も広がる。池田組は不動産で財をなし、資金力で神戸側を支えていた。

 ある神戸系組員は「井上組長は暴力団社会で重要なカエシ(報復)ができておらず、求心力が低下している」と話す。実際、複数の直系団体の組長引退や解散の情報が日々飛び交う。

 神戸側の屋台骨がぐらついているのは確かだが、警察幹部は「抗争終結について楽観はしていない」と口をそろえる。井上組長が白旗を揚げない限り終わらないとの見立てだ。山健組と弘道会の敵対関係は続き、山健組と神戸が新たに対立する可能性もある。捜査幹部は「神戸山口組にとどめの一撃がないとも限らない。一般の人が巻き添えになることがないように目を光らせたい」と警戒を続ける。

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