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【給付金むさぼる悪い奴ら】「事業収入証明する」と誘いかけ「手数料15万円で満額100万円」 結局、何もしないでドロン (1/2ページ)

 事業者向けの支援策であるはずの持続化給付金だが、SNS上では「会社員でも無職でももらえます」などと謳(うた)う怪しい投稿も散見される。その1つにコンタクトを取り、先方から指定された番号をダイヤルしてみた。すると電話口に出た男は早口でこうまくしたてたのだった。

 「通常、前年に事業収入がなければ持続化給付金は申請できない。しかし、こちらで前年の帳簿に『委託調査費』として、あなたに100万円の支払いをしたと記録する。あなたは前年の確定申告書に、私どもの会社から100万円の事業収入を得ていたことを記載し、税務署に提出すればいい。もし税務署に業務の内容を尋ねられたら『飲食店の覆面調査員』と答えてください。あとは、こちらからお送りする手順に従って申請すれば、2~3週間後には満額100万円を受け取れる」

 「で、申請後には、事業収入の支払い元である私どもに中小企業庁から必ず確認が来ますが、確かに支払ったと証言するし、帳簿にもそう記録してあるので心配はない。料金は15万円です。お支払いいただかずに申請した場合は、不正受給として罰せられますのでくれぐれも注意してください」

 確かに計算上、前年に100万円の事業収入があったと捏造(ねつぞう)し、今年はそれがゼロだったことにすれば、個人事業主として満額である100万円の給付金が受け取れる。これは、持続化給付金の不正受給の典型的な手口だが、第三者が「事業収入の証明をしてくれる」となると、心揺らぐ人も少なくないのではないだろうか。

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