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【高橋洋一 日本の解き方】安倍首相辞任の大きな影響 雇用環境改善で圧倒的成果、安保法制成立も歴史的偉業 (1/2ページ)

 安倍晋三首相、お疲れさまでした。

 安倍首相辞任の影響は大きい。左派マスコミは「アベロス」になるのではないか。左派マスコミや左派政党は、安倍首相のもとでの憲法改正はしないと言っていたが、安倍首相がいなくなったら憲法改正議論をするのだろうか。

 筆者として、安倍政権を評価すると、(1)雇用環境(2)安保法制(3)日米関係-で傑出した成果を残した。

 (1)では、安倍政権は歴代政権の中でも、顕著な雇用改善を達成できた。雇用は、失業率の低下と就業者数の増加で計ることができる。失業率統計がとれる1953年以降、29の歴代政権において、失業率低下と就業者数の増加をみると、失業率低下で1位、就業者数増で2位という断トツの成果だ。そもそも、失業率低下と就業者数増加を同時に達成できたのは、29政権中、10政権しかない。

 安倍政権は、本来左派政党が言うべき雇用の確保を成し遂げてしまったので、ここを左派政党が攻撃できずに、「モリカケ」などのくだらない話で攻めざるを得なかったのだろう。

 こうした経済での優位性で長期政権になったので、安全保障面で、(2)安保法制を成立させることができた。

 これは、安全保障では、憲法改正に匹敵することだ。安倍首相自身も、安保法制ができたので、憲法改正は次の代でもいいと思ったのかもしれない。

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