記事詳細

二階派が激怒、菅氏は苦笑い… 自民総裁選、内紛勃発の気配 菅氏支援5派の主導権争いが過熱! (1/2ページ)

 安倍晋三首相(自民党総裁)の後継を決める総裁選をめぐり、早くも菅義偉官房長官を支持する方針を打ち出した党内5派による主導権争いが過熱している。3日には東京都内のホテルに集まり、選挙対策本部の態勢などを協議したが、選挙後に控える組閣や党役員人事を見据え、内紛が勃発する気配さえ漂った。不協和音が高まれば、派閥に所属せず、党内基盤が盤石ではない菅氏の今後にも影響を与えかねない。

 選対本部には、党内最大派閥の細田派(清和政策研究会、98人)に加え、第2派閥の麻生派(志公会、54人)と竹下派(平成研究会、54人)、二階派(志帥会、47人)、石原派(近未来政治研究会、11人)などからメンバーが派遣される。

 トップの選対本部長には、派閥色を打ち消すため、無派閥の小此木八郎元防災担当相の就任が内定した。事務総長に就く自民党の山口泰明組織運動本部長(竹下派)は記者団に「人の輪が大事だ。皆の良いところを引き出してベストな方向に持っていきたい」と述べ、結束して菅氏を支える考えを強調した。

 ただ、党内では派閥間の主導権争いを懸念する声が多い。党中堅は選対本部を「(菅氏に対する)猟官運動の巣窟」と表現し、選挙対策ではなく貢献度を競い合う舞台になりかねないと懸念を示した。

 支持勢力同士の神経戦は、菅氏が出馬表明した2日から顕在化。細田、麻生、竹下の3大派閥の会長が緊急の合同会見を開き、菅氏の支援を表明したが、いち早く菅氏の支援を決めた二階派の二階俊博幹事長には声をかけなかったのだ。