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中国、米メディアへの記者証更新停止 対抗措置か

 【北京=三塚聖平】中国政府が、中国に駐在する米メディア記者の記者証更新を停止していることが7日、明らかになった。CNNなど複数の米メディアの記者が対象になっており、米政府による中国メディアへの制限措置に対抗したものとみられる。

 CNNによると、このほど記者証の更新を中国当局に申請した米メディアの記者が、手続きが継続中だとする書簡を受け取った。また、新たな査証(ビザ)は通常の1年ではなく2カ月だったという。中国では通常、駐在記者がビザの発給を受けるには、事前に外務省に記者証を申請する必要がある。

 米中間では、メディアをめぐる対立が激化している。中国政府は2月、米紙ウォールストリート・ジャーナルが掲載した新型コロナウイルスに関するコラムに反発し、同紙の北京駐在記者3人の記者証を取り消した。それに対し米政府は5月、中国人記者が米国滞在の際に必要な報道ビザの有効期限を90日間に制限する措置を打ち出した。

 中国外務省の華春瑩(か・しゅんえい)報道官は7日にツイッターで、「中国の記者が米国で公正に扱われれば、米記者との協力を喜んで続けたい」と投稿した。(産経新聞)