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【日本の元気 山根一眞】次期首相は“環業革命”目指せ 環境を機軸にした産業革命も「人の手によって興す」ことができるはず (2/3ページ)

 ビル・クリントン大統領時代に2期副大統領を務めたアル・ゴア氏は、全米の光通信網、情報スーパーハイウェイ構想を推進し、それが米国デジタル産業の基礎となった。その父、アルバート・ゴア・シニア上院議員は、全米高速道路網、インターステート・ハイウェイ実現に貢献。この高速道路網によって地方の農産物が大都市消費地に直結、農業大国の基礎をもたらした。この親子の構想もナショナルゴールだと言える。

 次の自民党総裁がまず取り組むのがコロナ禍で戦後最大の打撃を受けた経済の建て直しであることは言うまでもない。中小企業に対する目の行き届いた強力な経済支援策を進めるのは当然だが、それは一種の災害対策にすぎない。大事なことは、若い世代を奮起させ元気づける、日本ならではの「ナショナルゴール」を出すことにある。

 では、それは何か。「環業革命」しかない。これは、私が90年代から提唱してきた「環境を機軸にした産業革命」を意味する造語だ。

 今、私たちが直面しているエネルギー、資源、自然環境、生物多様性危機、温暖化などの「環境問題」の原点は18-19世紀の産業革命に起因する。その産業革命は「人が興した」ものなのだから、新たな環境を機軸にした産業革命も「人の手によって興す」ことができるはずなのだ。

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