記事詳細

菅氏「俺はつくるほう。壊すのは河野にやってもらう」 新内閣、安全運転と突破力の布陣 (2/2ページ)

 ■「目玉だから、しっかりやれ!」

 一方、行政改革・規制改革担当相に起用する河野太郎防衛相は、役所の縦割り打破などを掲げる菅氏の切り札だ。菅氏は15日夜、周囲に「河野には、俺がやりたいことをやってもらおうと思う」と語った。

 菅氏は官房長官として、訪日外国人客(インバウンド)の拡大や利水ダムの事前放流など複数の省庁にまたがる課題に積極的に取り組んだ。その役割を河野氏に託したといえる。

 河野氏は6月、防衛相として地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備を断念した際、関係者に十分な根回しをせず反発を受けた。それでも菅氏は、軋轢を生んでも政策を実現する行動力を買った。

 「目玉だから、しっかりやれ!」

 菅氏は15日、河野氏をこう激励したという。周囲には「俺はつくるほうだから、壊すのは河野にやってもらう」と打ち明けた。

 菅氏は15日の党臨時総務会で、新内閣について「役所の縦割り、既得権益、あしき前例主義を打破して規制改革を進め、国民のために働く内閣をつくっていきたい」と語った。盾と矛を兼ね備えた新内閣の評価はこれから問われる。

 (大島悠亮、小川真由美 産経新聞)