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どうする国難のかじ取り コロナ、経済…はや正念場 菅内閣発足 (2/2ページ)

 北朝鮮による拉致問題も前政権から引き継いだ懸案だ。自民、公明両党が15日に署名した政権合意文書では、これまで盛り込まれた拉致問題に関する項目が抜け落ちていた。不安を残す船出となったが、菅首相はこれを打ち消すように「拉致問題は安倍政権と同様、最重要の課題だ」と強調した。

 一方、野党は安倍政権時代、森友・加計学園問題や「桜を見る会」をめぐる追及による支持率低下を図ってきた。菅首相は安倍内閣の中枢で7年9カ月を過ごしており、野党の攻勢は続くとみられる。菅首相は16日の記者会見で来年の桜を見る会を開催しない方針を示し、公文書改竄(かいざん)などについて「ご指摘のような問題が二度と起こることがないよう、しっかり取り組んでいきたい」と語った。

 「場合によっては貧乏くじかもしれんよ」。第1次安倍政権退陣後を引き継いだ福田康夫元首相はこう漏らしたことがある。野党が参院で多数を握る中で政権運営に行き詰まり、1年後には退陣を余儀なくされた福田氏にとって、まさに「貧乏くじ」を引くような結果だった。

 コロナ禍という国難を前に「逃げてはだめだ」とバトンを引き継ぐことを決意した菅氏は、福田氏の二の舞いを避けることができるだろうか。(大島悠亮)

(産経新聞)