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「赤い貴族」への大盤振る舞いが招く北朝鮮世論の悪化 (1/2ページ)

 大規模な再開発工事が進められてきた、北朝鮮北部の革命の聖地・三池淵(サムジヨン)。昨年12月に金正恩党委員長が参加して行われた竣工式の後、郡から市へと格上げされた。北朝鮮の国営メディアによると、現在はより大規模な3段階工事が進められている。

 「現代文明が凝縮した社会主義山間文化都市のモデル」で人民生活の向上に寄与するはずだった三池淵の再開発だが、地域世論の悪化を招いている。「皆が平等」な北朝鮮にはないはずの「格差」を見せつけられたというのがその理由だ。両江道(リャンガンド)のデイリーNK内部情報筋が伝えた。

 (参考記事:北朝鮮、三池淵を「郡」から「市」に

 三池淵では大量の住宅が建設されたが、入居する住民に対しての「贈り物」がすごい。

 まずは、テレビ、食器セットなど様々な家財道具で、総額は100万北朝鮮ウォン(約1万2000円)を超える。さらには寝具2セットに毛布1枚までプレゼントする大盤振る舞い。寝具は市場で買えば112万北朝鮮ウォン(約1万3400円)もする。インフラも完備していて、三水(サムス)発電所から24時間電気が供給されている。

 何よりも「すごい」のは、住宅そのものがタダという点だ。

デイリーNKジャパン

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