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仏の老舗「フォション」がパリでの営業縮小

 130年以上の歴史を持つフランスの老舗高級食料品店フォションは、パリ中心部にある3店舗のうち2店舗を閉鎖するなどの再建計画が商業裁判所に認められたと発表した。新型コロナの流行などで経営が悪化し、6月に更生手続きを申し立てていた。日本を含め海外に73ある店舗は営業を続ける。

 マドレーヌ広場にある有名な店舗のうち、食料品やワインなどを販売してきた2店舗が閉店となる。一方、紅茶を扱う店舗は存続するほか、2018年にオープンしたホテルやカフェの営業に影響はない。

 パリの店舗は客の多くが旅行者で、15年の同時多発テロや18年に始まった「黄色いベスト運動」による反政権デモなどですでに経営に打撃を受けていたが、新型コロナが追い打ちを掛けた。高額の家賃も負担だったとされる。

 フォションは声明で「パリ、フランス国内外で消費者の新たな期待に合わせた販売に活動を修正する。歴史の新たな一ページを開く」と訴えてはいるが…。

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