記事詳細

【勝負師たちの系譜】封じ手オークション 藤井新王位誕生でマスコミも注目、落札価格どうなる? (1/2ページ)

 このところ今年の王位戦における封じ手のチャリティーオークションが、マスコミで大きく報道されている。

 封じ手とは2日制のタイトル戦(竜王・名人・王位・王将の4棋戦)で、1日目の終了時間に手番の棋士が、次の一手を盤上に指さず、指し手を紙に書いて封筒に入れるという儀式である。

 これがないと、1日目に手番で終わった棋士が一晩中考えることができ、不公平となるからだ。

 とはいえ対局者にとっては、封じ手が勝敗に関わる心理戦となる時もある。自分が封じるか、相手に渡すか。また当然の一手を指さずに封じ手にすれば、封じ手まで待つ時間を消費してしまう代わりに、局面を一晩かけて考えられるということもある。

 定刻の15分くらい前になると、どちらが封じても良いように、記録係は動きそうもない駒から図面を書いていく。対局者が「全部書いていいよ」と言えば、自分が封じるという合図だ。

 以前には5分前にいきなり指して、相手に難しい局面で封じさせようとしたところ、相手も怒ったのか、すぐに指し返したということもあった。

 この封じ手は対局者が図面に矢印と指し手の符号を書いて封をし、両者がサインをした後、立会人に渡して1日目が終わる。

関連ニュース