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【室谷克実 新・悪韓論】韓国「反日強硬派」の止まらない迷走 「親日派がつくった国歌」も「国花ムクゲ」も変えろと主張 (2/2ページ)

 作詞した尹致昊(ユン・チホ)は詩人である前に思索家であり、1915年には「日鮮民族の幸福のために、日鮮両民族の同化に対する計画にどこまで参加し、力の及ぶ限り身を惜しまず努力する」と堂々と述べた。そこらの用日派とは違う。気合が入った併合推進派だった。

 だから“現代韓国の常識”からすれば、韓国国歌(=題名は『愛国歌』という)は、「作詞作曲とも親日派による」ということになる。

 『愛国歌』の歌詞には「無窮花、三千里の華麗な山河」という部分がある。無窮花とはムグンファと読み、ムクゲのことだ。

 かつて韓国では、「ムクゲは命強い花で、韓国の象徴だ。そこで日帝はムクゲに触ると、じんましんになると宣伝して、ムクゲを根絶やしにしようとした。しかし、ムクゲは…」などと言われた。

 ところが、「国歌を変えろ」の声に合わすかのように、「国花も変えなければならない」との主張が飛び出してきた。

 主唱者は慶煕(キョンヒ)大学の教授。

 「日章旗の原形は日の丸品種のムクゲであり、旭日旗の原形は宗旦品種のムクゲだ。明治日王は1870年、これらムクゲをそれぞれ形象化した日章旗と旭日旗を国旗と軍旗に制定した」(聯合ニュース・韓国語サイト、2020年7月28日)と、日本人が知らなかった説を語り、ムクゲには韓国の国花たる資格がないと言うのだ。

 韓国では国歌も国花も法定事項ではない。あくまで「慣習としての国歌と国花」だから、変えるのに立法措置は必要ない。

 しかし、国民の大部分が認める新たな国歌をつくり、皆が納得する国花を選定するとなったら、大騒動になること請け合いだ。

 ■室谷克実(むろたに・かつみ) 1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。主な著書に『悪韓論』(新潮新書)、『反日種族の常識』(飛鳥新社)、『呆韓論』(産経新聞出版)、『韓国のデマ戦法』(同)など多数。

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