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【警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識】韓国「人造地震」の脅威 「地震がほとんどない国」だからこそすぐに判明 (1/2ページ)

 韓国からのニュースで「全土で今年9月までに607回の地震」とあった。今月の間違いではない。今年の初めからの地震回数だ。

 一方、日本では地震計が検知する地震は数万回にものぼる。はるかに多い。有感地震(身体に感じる地震)だけで年に1500~2000回もある。

 韓国の地震観測は韓国気象庁の地震火山局が担当している。韓国気象庁が持つ地震観測所は全国に264カ所、その他、韓国電力と原子力安全技術院などのもある。

 韓国は日本と違って、プレート境界から、はるかに遠いために地震がほとんどない。プレート境界で起きる海溝型地震は起きず、直下型地震もごく少ない。かつては大地震が襲ったことがあるというが、300年以上も前の17~18世紀のことだ。ユーラシアプレートの中でたまに起きる直下型地震にちがいない。

 韓国には地震がほとんどないのは羨ましい。このため、韓国のビルは耐震基準が日本よりも緩い。つまり安価に作れる。

 韓国で稼働している原子力発電所もそうだ。原発はいま24基あって電力の約3割を供給している。韓国の原発は日本の原発の3分の1の価格で作られているという。

 だが、地震が少ないゆえに、何かが起きたら、すぐわかる。その意味では韓国南東部で2017年11月に起きた地震は目立った。マグニチュード(M)は5・4。日本では珍しくはない大きさだが、韓国では近代的な地震計による観測が1978年に始まって以来、40余年で2番目の大地震だった。

 これは地熱開発にともなう人間活動が起こした地震「人造地震」だということが分かった。

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