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【「ポスト安倍」時代の政治とメディア】大手ポータルサイトも…ネットメディアの著しい“左傾化” 朝日や毎日からネットに移籍、「新聞社ではできなかったこと」の過激な実態 (2/2ページ)

 バズフィードは初代編集長など朝日や毎日の出身者が多く、さらに過激だ。米国リベラルの運動だった「#MeToo」を日本に輸入しようとし、有名な広告マンをセクハラ案件で血祭りに上げた。SNSでの過激な運動は、確かに古巣の新聞紙面ではできない企画だから本望だろうが、世間がついてきたとは思えない。

 個別の媒体だけでなく、大手ポータルサイトのニュース編集部も独自記事で、左派系有識者の情報発信を後押ししている。

 私が編集長を務めるアゴラが、当時、民進党代表だった蓮舫氏の国籍法違反疑惑を追及したとき、同サイトは独自記事で蓮舫氏の否定する言い分を垂れ流し、ハフポストやバズフィードは人種差別問題に話をすり替えた。

 私は、「右が良くて左がダメ」と言いたいのではない。米国はドナルド・トランプ大統領支持派のブライトバートニュースなど、大手ネット媒体でも保守がいて、言論の左右均衡を保とうとしている。

 しかし、日本では左傾化が著しい。このアンバランスが、「ポスト安倍」時代の言論空間が内包する「新たな危機」になっている。

 ■新田哲史(にった・てつじ) 言論サイト「アゴラ」編集長、報道アナリスト。1975年、横浜市生まれ。読売新聞記者、PR会社を経て2013年に独立。ネット選挙のコンサル業務などを経て、15年秋、アゴラ編集長に就任。蓮舫氏の「二重国籍」問題追及など、政治系ネットメディアとして政局に影響を与えてきた。共著に『朝日新聞がなくなる日』(ワニブックス)、単著に『蓮舫vs小池百合子、どうしてこんなに差がついた?』(同)など。

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