記事詳細

菅首相が国連デビュー 拉致解決訴え ビデオ演説でコロナ克服も強調

 菅義偉首相は26日午前(米東部時間25日午後)、米ニューヨークで開かれた国連総会の一般討論でビデオ演説し、新型コロナウイルス感染を克服するための国際社会の取り組みに貢献する意向を表明した。来夏の東京五輪・パラリンピックを「安心、安全な大会」とするよう全力を挙げると強調。北朝鮮による日本人拉致問題の解決に向け、無条件で日朝首脳会談を行う用意があると訴えた。

 ビデオとはいえ、国際会議にデビューした。首相は「新型コロナ感染症の拡大は『人間の安全保障』に対する危機だ」と述べた。治療薬とワクチンの開発や、途上国への公平な供給について「全面的に支援する」と明言。五輪開催は「人類が疫病に打ち勝った証し」になるとして、実現へ決意を示した。

 拉致問題については「被害者家族が高齢となる中、一刻の猶予もない」と述べた。日朝関係の樹立は「地域の平和と安定にも大きく寄与する」と指摘し、対話を求めた。(共同)