記事詳細

米国が「台湾の国連復帰」支持 中国は大反発「強い憤りと反対を表明」 識者「米は中国の締め上げる動き強める」 (1/2ページ)

 米国のケリー・クラフト国連大使は9月29日、米国や台湾、日本などが共催したオンライン会合で、「台湾の国連復帰」を支持するとの考えを表明した。台湾は1971年、中国の国連加盟を受けて国連を脱退している。発言の背景には何があるのか。

 「台湾が全面的に参加していない国連は、世界を欺いている」

 注目の会合で、クラフト氏はこう語った。

 台湾は徹底した水際対策で新型コロナウイルスの感染拡大を封じ込め、マスクの大幅増産も短期間で実現させ、国際的評価を高めた。

 クラフト氏はこうした対応を、「われわれは皆、台湾のノウハウや経験を必要としている」とたたえ、台湾が公衆衛生や経済分野で国連に関与する必要性を強調した。

 一方、中国に対しては、「自由で開放的な社会を恐れている。台湾が『人と人の接触で(新型コロナの)感染が広がる』と世界に警告しようと試みるのを阻止するなど、台湾の国際的な知名度を下げる努力をしている」と厳しく批判した。

 中国の国連代表部はすぐに反応し、「中国の主権と領土保全を損なう発言で、強い憤りと反対を表明する」との声明を発表した。

関連ニュース