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【ジュリア・ミント プーチンの国より愛を込めて】一度だけ見かけた謎の北朝鮮人 (1/2ページ)

 ドブラヴィーチェル、親愛なる日本の皆さま!

 北朝鮮はわが国と国交を持ち、一部国境を接していますが、多くのロシア人にとっていまだ謎の国です。私の暮らす街で彼らの噂を聞いたことはありませんが、でも、一度だけ北朝鮮の人を見たことがあります。

 それは数年前の夏、エカテリンブルクの空港でモスクワ行きのフライトを待っていたときのことでした。ターミナル待合室で、2人の中年のアジア人が足元にアタッシェケースを置いて静かに座っていました。

 彼らはエリートに見え、人民服のような半袖シャツにスラックス姿で、胸には将軍さまの赤いバッジを付けていて、年長に見える小太りの人はロシアの新聞を読んでいました。

 この人たちはどこへ行くのかしら、と思いながらも搭乗時間を知らせる放送があったので、私はその場を離れ搭乗ゲートまで歩いていくと彼らもついてきました。そして機内に入るとたまたま私の斜め前の席に彼らは座ったのです。

 つい珍しさから彼らを観察してしまったその時の私ですが、次第にウトウトしてしまい、次に目覚めたときにはすでに飛行機は水平飛行に入っていて、キャビンクルーのカートが一人一人に飲み物とスナックを配っていました。

 北朝鮮の彼らの前にきた女性のキャビンクルーは、初めロシア語で彼らに飲み物の注文を聞きましたが、北朝鮮の2人は言葉がわからないというジェスチャーをし、首を横に振りました。

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