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中国で食品ロスなくす新条例続々制定 体重で皿数限定など (2/2ページ)

 湖北省武漢市では、宴席における10人分の客の料理として、9人分しか出してはいけないという条例も検討されている。中国では宴席で出される料理の量が多く、食べ残しも多いため、このような条例が浮上したとのこと。しかし、客は人数分の代金を支払わなければならず、「不合理だ」という批判も出ている。

 このようななかで、推奨されているのが日本料理だ。日本料理は定食などで一人分が決まっており、量も少なく、食べ残すことはほとんどないためだ。

 しかし、中国では伝統的に宴席では、ホスト側のメンツもあり、客を丁重にもてなすことを示すため、料理の量を多くすることが習慣となっている。

 これについて、中国政府のシンクタンク、中国科学院などが行った調査では、中国の都市部の飲食店で1年間に出る残飯の量は1700万~1800万トンで、これは3000万~5000万人の1年分の食料に相当すると試算しており、習氏の食べ残し禁止令を理論的に擁護している形だ。

 しかし、市民の間からは「習近平は青年時代に、文化大革命(1966~1976年)で田舎に下放されて、満足な食事もできなったため、いまごろ食べ残し禁止令を出しているのに違いない。それをいま、我々庶民に押し付けるのは時代錯誤だ」との声も出ている。

NEWSポストセブン

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