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環境省、尖閣生態調査 「暴挙を許さない」中国を牽制 山本皓一氏「上陸調査や日米合同演習検討を」 (1/2ページ)

 小泉進次郎環境相率いる環境省が、沖縄県・尖閣諸島に生息する動植物の生態調査を年内にも実施する方針を固めたと、産経新聞が15日朝刊で報じた。尖閣周辺の領海内には中国海警局の武装公船などが頻繁に侵入しており、13日には連続滞在時間が最長となった。生態調査はわが国の実効支配の証しといえ、「中国の暴挙を許さない」という明確な牽制(けんせい)を狙うが、さらに強い行動が必要だ。

 環境省は、アホウドリの繁殖調査のほか、2015年に作成した植生図の更新にも着手する。アホウドリの調査には、人工衛星が撮影した高解像度画像を初めて活用する。政府は尖閣諸島の安定的な管理を目的としているため、原則、上陸を認めない方針を決めており、実地調査は見送る。

 尖閣諸島では、魚釣島に生息するセンカクモグラなど11種の固有種が確認されている。一方で、国の天然記念物のアホウドリやセンカクツツジなど23種の動植物が同省の絶滅危惧種に指定されている。

 歴史的にも、国際法上も日本固有の領土である尖閣諸島だが、中国公船による領海侵入が相次いでいる。11日午前から13日夜にかけて、公船2隻が57時間39分も居座り続けた。2012年の尖閣国有化以降、最長の滞在時間で、日本政府は外交ルートを通じて厳重抗議した。

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