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【長谷川幸洋 ニュースの核心】日本学術会議の闇 北海道大教授の研究めぐり大学に「事実上の圧力」 安全保障技術研究推進制度の応募を辞退させていた (3/3ページ)

 そんな脅しを可能にするためにも、学術会議側は自分たちの推薦どおりに会員を任命してもらいたいのではないか。そうなら、税金の私物化を通り越してムチャクチャだ。会議側は「何をもって圧力なのか、こちらには分からない」(広報)と言っている。

 政府・自民党はこの際「学術会議の闇」を洗いざらい検証したうえで、会議の在り方を抜本的に改めるべきだ。

 ■学術会議「何が圧力か分からない」

 日本学術会議の広報担当者は「奈良林氏は『学術会議から事実上の圧力をうけて』と記していたが、何をもって圧力なのか分からない」「軍事転用が可能な研究については、2017年の声明で、各大学を規制しようとしたのではない。研究の内容をみて、各大学でガイドラインをつくるべきだといっている。それ以上でも、それ以下でもない」と夕刊フジの取材に語っている。

 ■長谷川幸洋(はせがわ・ゆきひろ) ジャーナリスト。1953年、千葉県生まれ。慶大経済卒、ジョンズホプキンス大学大学院(SAIS)修了。政治や経済、外交・安全保障の問題について、独自情報に基づく解説に定評がある。政府の規制改革会議委員などの公職も務めた。著書『日本国の正体 政治家・官僚・メディア-本当の権力者は誰か』(講談社)で山本七平賞受賞。ユーチューブで「長谷川幸洋と高橋洋一のNEWSチャンネル」配信中。

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