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【大前研一 大前研一のニュース時評】NECが新会社でプロ社員の派遣ビジネス どの会社でも使える人材育成 (1/2ページ)

 NECは先日、社員のキャリア形成を支援する新会社「NECライフキャリア」(本社・川崎市)の設立を発表した。

 社員向けのキャリア研修や社内でのジョブマッチングのほか、高度な専門知識を持つシニア人材に、定年後も現役時代の知見を生かした仕事を続けられるようグループ内や顧客企業に派遣やあっせんを行うという。

 すでに今月から、スキル開発などの研修やオンラインの動画学習サービスをスタートさせている。また、今年度中にAI(人工知能)を用いて、異動を希望する社員と、人員を募集している部門をマッチングするサービスを導入する。さらに来年度からシニア人材の派遣やあっせんを始める。

 NECは60歳定年で、希望すれば65歳まで雇用延長できる。それ以外の選択肢が増えることになるわけ。同社では今後5年にグループ全体で年間約3000人が定年を迎えると見込んでいる。

 これ、NECだけでなくて、日本中の会社の非常に重要なテーマになってくると思う。特に研修などは定年直前ではなく、定年の15年ぐらい前からしなければならないと思う。

 その間、徹底的にリカレント教育(仕事に就いた後も、生涯にわたって学習と就労のサイクルを繰り返す教育システム。キャリアアップや転職時のアピールポイントになることが期待できる)をして、社内で高度な仕事を繰り返しやることでチャンスを与え、よその会社から「ぜひ、ウチにいらしてください」と言われるぐらいの人材にしないといけない。

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