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泥臭い営業職で疲弊し心を病んだ東大法学部卒銀行マンの末路 (1/4ページ)

 “エリートの象徴”とも言われる東大法学部。そんな日本の最高学歴とも呼べる経歴を持つ人は、多くが順風満帆な人生を歩んでいると思う人も多いだろう。だが、東大法学部出身だからこその生きづらさを抱える人もなかにはいる。『東大なんか入らなきゃよかった 誰も教えてくれなかった不都合な話』(飛鳥新社)の著者で、自身も東大出身のライター・池田渓氏さんがリポートする。

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 「死にたい」

 「会社にいるだけで胃がキリキリする。例の先輩をどうにかしてほしい」

 「東大なんか入らなきゃよかった」

 これらは、東大法学部卒のK氏(30代後半・男性)から友人である僕に送られてきたLINEのメッセージ。天下の東大法学部を卒業後、自ら望んでメガバンクに就職したというのに、一体彼に何があったのだろうか。

 K氏は、都内の支店営業部に配属され、3年が経った頃精神を病み、その後ほどなくして産業医からうつ病と診断され休職をすることになった。半年の療養を経て復職し現在に至るが、その後の彼は事あるごとに「死にたい」と口にするようになってしまった。

 彼がうつ病を患った「銀行」は、東大の学部卒業者に最も人気のある就職先だ。東京大学新聞社の集計では、2019年度東大学部卒業者の就職先企業のトップは三井住友銀行、次いで三菱UFJ銀行と、銀行が2位までを占めている。

 「民間企業のなかでは給料が高い方だし、福利厚生も手厚い。何より、社会インフラだからリストラに遭う心配がない。一見、安心で安全な職場だよね。東大生の多くは俺と同じような考えで銀行を就職先に選んでいるよ」(K氏、以下同)

NEWSポストセブン

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