記事詳細

【室谷克実 新・悪韓論】「K統計」にまた舞い上がる文大統領 商用ビル空室率増、雇用補助指標悪化、常用労働者減でも「GDP1・9%成長」の不思議 (2/2ページ)

 休職者や、ニートなど求職断念者を含む9月の雇用補助指標(=実際の失業率に近いとされる数価)は、全年齢では13・5%、青年層では25・4%に悪化した。

 そんな状況なのに、1・9%成長を達成したとは、それこそ「奇跡」だ。

 振り返れば、所得主導成長政策(=最低賃金の引き上げなど)の導入後、貧富の格差が拡大したことに、左翼政権は大きなショックを受けた。その“是正策”が統計庁長の更迭だった。解雇と決まった庁長は「私は政権の言うことを、あまり聞かなかったから」という捨てセリフを残して去った。

 新しい統計庁長の下で、各種統計の基準や測定の手法が変わった。そして、大統領が演説に威張って引用できる統計数値が出てくるようになった。

 韓国人はかつて「韓国型」という接頭語を好んで使った。それが最近は「K」に変わった。「Kポップス」「Kビューティー(=美容整形のこと)」「K防疫」…いろいろあるが、どうやら統計も「韓国型」から「K統計」に変わって劣化が進んだ。

 ともかく、「韓数字」(=韓国人が語る数値)は信じるに値しないのだ。

 ■室谷克実(むろたに・かつみ) 1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。主な著書に『悪韓論』(新潮新書)、『反日種族の常識』(飛鳥新社)、『呆韓論』(産経新聞出版)、『韓国のデマ戦法』(同)など多数。

関連ニュース