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【日本の元気 山根一眞】デジタルモノ「規格統一」求める プリンターとインクなど多くのユーザーに経済的損失 (1/2ページ)

 緊急でプリントし発送しなければならない大サイズ写真が十数点あり、インクジェットプリンターで印刷を開始したところ途中で止まった。インク切れだった。予備は買ってあったがインク切れの色だけがない! 焦った。

 時間は夜の9時半。吉祥寺(東京都武蔵野市)のヨドバシカメラまではクルマで10分ちょっとなので、夜10時閉店にはまだ間に合う。クルマを走らせ同店の駐車場に着いたのは15分後だった。

 プリンター用のインク棚は小さなコンビニ分くらいの巨大スペースにまばゆいばかりに並んでいて、求めるインクが「ない」ことはまずない。必要なインクを手にレジに差し出したのは閉店5分前だった。急に必要になったデジタルモノが25分で入手できる利便性はアマゾン通販の比ではない。私にとって、吉祥寺のヨドバシカメラは参拝したくなるデジタル神殿だ。

 だが、たかがインク1色のためにクルマを走らせたのはエネルギーと時間のロスで、じくじたるものがあった。実は私の書斎の引き出しには規格の異なるインクがかなり備蓄してある。今回インク切れを起こしたのはキヤノン製のA3プリンター用だったが、引き出しには異なるメーカーや型番のインクが混在している。あとで気付いたのだが、寿命で処分したプリンターの、使い道がないインクもだいぶ混じっていた。

 インクジェットプリンターに限らず、数台あるレーザープリンターのトナーも、機種によって規格が異なる。レーザープリンターのトナーは高いものでは1万円近く、カラーレーザープリンターではそれが数本必要だが、同一メーカー品でも型番が異なると使えない。

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