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【歳川隆雄 永田町・霞が関インサイド】バイデン氏が“勝利”できた6つの理由 最終決着は12月14日の「選挙人投票」か (2/2ページ)

 では、なぜバイデン氏が“勝利”できたのか。

 そのヒントは、米メディアの出口調査から見て取れる。(1)バイデン氏(以下、B)が予想を超える若年層の支持を得た(2)トランプ氏(以下、T)は岩盤支持層の白人男性(非大卒)票を減らした(3)B氏は黒人・ヒスパニック男性票を減らした(4)T氏が予想外に白人女性票を増やした(5)B氏が事前の世論調査に違わず「ラストベルト」(さびた工業地帯)で勝利した(6)激戦6州のほとんどで、B氏支持の都市部票にT氏支持の地方票が追い付かなかった-などが挙げられる。

 だが、トランプ氏は7日夜の記者会見で「違法な選挙でなければ勝てた」と、郵便投票が公正ではなかったとの持論を繰り返しただけだった。

 恐らく最終決着は12月14日の「選挙人投票」であろう。ここで注目されるのが米最高裁である。

 実は、10月末にペンシルベニア、ノースカロライナ両州の郵便投票の有効期限をめぐる訴訟について、判断は各州に委ねられるべきとの判決を下し、その延長は認められた。

 保守系判事多数といえども、トランプ氏が頼む最高裁は既に米国が依然として法治国家であることを示しているということである。 (ジャーナリスト・歳川隆雄)

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