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日本、インドネシアに新型護衛艦の輸出計画 海自導入予定の『30FFM』 潮匡人氏「中国牽制し戦略的供給で日本の安全を確保」 (2/2ページ)

 今回の輸出計画をどうみるか。

 評論家で軍事ジャーナリストの潮匡人氏は「中国が力を背景に現状変更を試みることを念頭にした動きだ。インドネシアは南シナ海での権益をめぐり、中国と対立せざるを得ない位置にある。『自由で開かれたインド太平洋』構想が将来、『アジア版NATO』に発展した場合、インドネシアは仲間に入ってくる」と指摘する。

 そのうえで、安倍晋三政権が14年に風穴を開けた「防衛装備移転三原則」の決定後、正面装備では初の輸出になることについて、こう語った。

 「今回のケースを突破口に、今後は潜水艦などの輸出も想定される。東南アジア諸国が、日本製の装備を輸入・運用するようになれば、万が一、それらの国が日本を敵視してきた場合、戦略的に供給を止められる。対立抑止の効果もある。正面装備の輸出は、日本の防衛生産力の維持に加え、日本の安全保障の確保にも資する」

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