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文大統領がバイデン氏と電話会談「朝鮮半島平和への意志確認」

 【ソウル=桜井紀雄】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は12日、米大統領選で当選を確実にしたバイデン前副大統領と電話会談した。韓国大統領府が明らかにした。文氏とバイデン氏は、北朝鮮問題を解決するため緊密に協力していくことで一致。バイデン氏が来年1月に大統領に正式就任した後、できるだけ早い時期に会う方針も確認した。

 電話会談は同日午前9時から約14分間行われた。電話会談後、文氏はツイッターで、強固な米韓同盟や朝鮮半島の平和と繁栄に向けたバイデン氏の「固い意志を確認できた」と明らかにした。バイデン氏と今後、新型コロナウイルスや気候変動問題への対応を含む「世界的な課題に対処するために積極的に協力する」とも強調した。

 北朝鮮との対話を最優先にしてきた文氏は9日の韓国大統領府の会議で、トランプ大統領の対北対話の「成果が米次期政権に引き継がれるよう最善を尽くす」と主張した。一方、バイデン氏は、トランプ氏と北朝鮮の金(キム)正(ジョン)恩(ウン)(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との首脳会談を「無意味だ」と批判しており、米韓が今後、対北政策でどこまで歩調を合わせられるかは不透明だ。(産経新聞)