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【警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識】「地震弱者」襲ったエーゲ海の大地震 地震少ない地域でなるべく安価に家を作る庶民、こうして大きな被害が繰り返される (1/3ページ)

 トルコの西にあるエーゲ海で10月30日に大地震が起きた。マグニチュード(M)は7・0。91時間ぶりに助け出された2歳の女の子は明るいニュースになり、100人以上が救出されたものの、死者は100人を超えた。

 今回の地震は、USGS(米国地質調査所)の表記では「ギリシャのネオン・カルバシオン島の北北東15キロメートルの地震」ということになっている。小さな島で、首都カルバシオンは人口3000人あまりの町だ。

 ここはトルコにくっつくようにレスボス島などギリシャの島々が並ぶ。中東から欧州へ向かう難民がわずか数キロメートルの幅の海を渡ればギリシャ、つまりヨーロッパ側にたどり着けるという足がかりになっている。

 エーゲ海はヘレニック海溝の南からアフリカプレートがギリシャやトルコの下に潜り込んでいるところで、ギリシャやトルコは地震が多い。

 しかし、今回の地震はプレート境界からは遠い直下型地震だった。日本でもよく起きるが、プレート境界からは遠い直下型地震は、どこで起きるか分からない。しかも、ある場所で見ているかぎり、めったに起きない。このために津波が起きた現地では、津波は日本の映像でしか見たことがないという人が多かった。

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