記事詳細

【米中新冷戦】トランプ政権、最大の功績は“独裁”中国への厳しい姿勢堅持 「中国が支配する世界」誕生の可能性考えれば高く評価せざるを得ない (1/2ページ)

 このコラムを書いている時点では、米大統領選の最終的な結果は出ていない。ただ、ドナルド・トランプ大統領が政権を去る可能性がでてきた。毀誉褒貶(きよほうへん)が激しかったトランプ氏が率いた政権の功績について考察する。

 最大の功績は、共産党一党独裁の中国に対し、厳しい姿勢を堅持したことだ。習近平国家主席の中国を「脅威」として認定し、断固として中国の不公正・不法な行為に制裁を加えた。

 米中覇権争いの本質は「ハイテク覇権争い」だ。AIなどの最先端技術は、軍民両用の技術であり、それらは人民解放軍の兵器開発にも徹底的に利用されている。だから、トランプ政権は、中国による米国の最先端技術の窃取に対して、痛烈な制裁を行った。

 トランプ政権による、中国の通信機器大手「華為技術(ファーウェイ)」に対する徹底的制裁、中国のスパイ活動の拠点になっていた在米中国総領事館の閉鎖、中国人スパイの逮捕などの果断な措置は見事であった。

 覇権争いは、イデオロギーの対立でもある。

 マイク・ポンペオ国務長官は「自由主義の世界は中国共産党の独裁体制に勝利しなければいけない」「中国が繁栄すれば民主主義に転換するとの期待の下で続けてきた従来の関与政策は失敗だった」「中国が変わらない限り、世界は安全にはならない。自由主義の同盟国・有志国が立ち上がり、中国の姿勢を変えるべきだ」などと主張した。

関連ニュース