記事詳細

【菊池雅之 最新国防ファイル】領土死守へ陸・海・空の総力戦 陸自西部方面隊による最大規模の実動演習「02鎮西」 (1/2ページ)

 九州・沖縄エリアの防衛警備を担当する陸上自衛隊西部方面隊による最大規模の実動演習「鎮西」が10月16日から11月5日まで実施された。

 同演習は2010年以来、毎年実施されている。当初は、敵国によるわが国領土への上陸を阻止し、基地や重要施設などの警備を主体とした内容であった。年々進化を遂げていき、いつしか西部方面隊の枠を超え、陸自の総力戦を演練する場ともなった。

 海上、航空自衛隊とも協力・協同して、対艦・対空攻撃なども盛り込まれていった。「02鎮西」と銘打たれた今年は、人員約1万6000人、車両約3000両、航空機約50機が参加した。

 日米共同統合演習「キーンソード」とも連接しており、同演習の一環として、鹿児島県・種子島や臥蛇島(がじゃじま)を防御するシナリオも盛り込まれた。また、「機動展開訓練」として、北部方面隊(北海道札幌市)、東北方面隊(宮城県仙台市)、中部方面隊(兵庫県伊丹市)の各部隊が、民間のフェリーなどを使い、九州などへと展開するプロセスを演練した。

 大分県にある日出生台(ひじゅうだい)演習場を「日出生台島」と見立て、この島を第8師団(熊本県熊本市)が守り抜いた。こちらの演習には、人員約4500人、車両約1400両、航空機約10機が参加した。

関連ニュース