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【国家の流儀】短期激烈戦争という中国の「尖閣奪取計画」 オバマ民主党政権の看過できない過去…同盟国でも言動を注意深く警戒せよ (2/2ページ)

 「昨年(13年)9月、オバマ大統領が『世界の警察官ではない』と発言した後、中国人民解放軍は、尖閣諸島を含む南西諸島をミサイル攻撃と海上民兵部隊の急襲によって一気に占拠する短期激烈戦争(ショート・シャープ・ウォー)計画を立案し、その訓練を実施した。この計画は、米太平洋艦隊の情報戦部門を統括するジェームズ・ファネル大佐が、米カリフォルニア州で2月13日に開かれたシンポジウムで公表したことで明らかになったんだが、どうやらファネル大佐は意図的にリークをしたらしい。というのも、『この情報を日本に伝えるべきだ』と提案したが、上層部から却下されたようなのだ」

 しばらくして、その米軍関係者からメールが届いた。「ファネル大佐が更迭された」というのだ。

 尖閣防衛を明言したオバマ「民主党」政権が実際にやったことは、中国による尖閣奪取計画をリークした米軍人を更迭することだった。

 同盟国に欺かれないようにするためにも、インテリジェンス能力の強化が重要なのだ。

 ■江崎道朗(えざき・みちお) 評論家。1962年、東京都生まれ。九州大学卒業後、月刊誌編集や団体職員、国会議員政策スタッフを務め、現職。安全保障やインテリジェンス、近現代史研究などに幅広い知見を有する。著書『日本は誰と戦ったのか』(KKベストセラーズ)で2018年、アパ日本再興大賞を受賞、19年はフジサンケイグループの正論新風賞を受賞した。著書・共著に『危うい国・日本』(ワック)、『インテリジェンスと保守自由主義-新型コロナに見る日本の動向』(青林堂)など多数。

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