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【軍事のツボ】オスプレイが支える日米同盟のこれから (1/5ページ)

 陸上自衛隊に配備されたティルトローター輸送機V-22オスプレイが11月6日、暫定配備先の木更津駐屯地(千葉県)で配備後初めて飛行し、報道公開された。この日は試験飛行としてホバリングしただけで、10日に予定していた駐屯地外への飛行も操縦席の警告灯表示により延期。訓練の本格化は先になったが、いよいよオスプレイの運用がスタートする。改めてオスプレイがどんな航空機なのかや、これからの日米同盟の在り方との関係を考えてみたい。

 6日に飛行した705号機は同駐屯地のI格納庫前でエンジンを始動してから誘導路を約600メートル走行し、滑走路に到達すると垂直上昇した。高度約17メートルまで上昇し、約10分間ホバリング。前後には数十メートル移動した。

 試験飛行をするのは、「実際に飛行してみないとわからない点検個所もある」(陸自)ため。具体的には機体やエンジンなどの振動のチェック、油温、油圧、計器の作動状況などを確認した。7月10日に米海兵隊岩国基地(山口県)から回航された同機は、配備先となっている第1ヘリ団輸送航空隊の隊員だけで部品を一つ一つ外して点検を行ってきたという。

 飛行後、同隊隊長の不破悟1佐は報道陣に「機長から振動が少なく、いい機体だと報告を受けた。自分たちの手で細やかに整備して、ホバリングまでしたことは、一定の手ごたえを感じている」と語った。