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3割が生きて出られない…北朝鮮コロナ隔離施設の劣悪な実態 (1/3ページ)

 北朝鮮は、未だに国内における新型コロナウイルスの感染者はいないという立場を崩していない。一方で、各地でロックダウン(都市封鎖)が相次いでいる。

 7月下旬から8月中旬にかけて開城(ケソン)、8月下旬から9月中旬にかけて両江道(リャンガンド)の三池淵(サムジヨン)、恵山(ヘサン)、慈江道(チャガンド)、10月下旬から慈江道の満浦(マンポ)、今月2日からは恵山が封鎖された。

 また、隔離される人も続出し、WHO平壌所長のエドウィン・サルバドール氏は北朝鮮保健省の統計として、先月29日の時点で897人が隔離され、累積では3万1800人に達していると明らかにした。一方で、デイリーNKの内部情報筋は、今月1日の時点で少なくとも8万1000人が隔離されていると証言した。

 (参考記事:北朝鮮、フェイクニュースで国内世論を誘導

 隔離施設は咸鏡北道(ハムギョンブクト)、咸鏡南道(ハムギョンナムド)、両江道(リャンガンド)など全国に9ヶ所ある。首都・平壌でも感染が疑われる患者が続出しているが、金正恩党委員長のいる革命の首都に感染病施設を設置するわけにはいかないとの朝鮮労働党の方針で、市外の施設に収容される。

 隔離施設の状態は極めて劣悪だとの証言が今までもあったが、隔離者の増加、経済難の深刻化が影響しているのか、状況がさらに悪化している模様だ。デイリーNKの内部情報筋が、その実態について証言した。

 (参考記事:北朝鮮で新型コロナ収束に期待の声上がるも隔離費用徴収に不満

デイリーNKジャパン

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