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金正恩が処刑…平壌医大「性的虐待」鬼畜グループと、ある母親の戦い (1/4ページ)

 北朝鮮の首都・平壌にある平壌医科大学。朝鮮が日本の植民地支配下にあった1929年に設立された平壌医学専門学校が前身で、北朝鮮建国直前の1948年9月に大学として設立された。2010年には最高学府の金日成総合大学の医学部に改変されたが、2019年に再び独立、北朝鮮医学界の最高峰としてそびえたっている。

 この平壌医大が突如として批判の矢面に立たされた。

 国営の朝鮮中央通信は、今月15日に開催された朝鮮労働党中央委員会(中央党)第7期第20回政治局拡大会議で、金正恩党委員長は、平壌医科大学で「重大な形態の犯罪行為」があったとして、厳しく批判したと報じた。

 会議では、重大な形態の犯罪行為を働いた平壌医科大学の党委員会とこれに対する党の指導と申告の処理、法的監視と統制を強化しなかったので犯罪を庇護(ひご)、黙認、助長させた党中央委員会の当該部署、司法・検察、安全・保衛機関の無責任感と激甚な職務怠慢行為に対して辛辣(しんらつ)に批判された。(朝鮮中央通信)

 (参考記事:「反党・反社会主義を根絶せよ」金正恩氏主宰で党政治局会議

 報道は、その犯罪行為について明らかにしていない。平安南道(ピョンアンナムド)のある幹部が、米政府系ラジオ・フリー・アジア(RFA)に語ったのは、入試に関する不正だ。

 北朝鮮の大学は現在、コネとカネがなければ入学が困難な状況となっているが、中でも平壌医大は入学が極めて困難な上に、医師免許の取得、卒業後は各地の病院幹部への道が約束されていることもあって卒業も難しく、在学生は学内の朝鮮労働党委員会と教授に日常的にワイロを納めることを強いられてきた。

 (参考記事:エリート養成校をめぐり札束が飛び交う北朝鮮の「汚受験」

 そんな平壌医大出身の若い医師が配属された病院では、患者が死亡する医療事故が続発。その中に幹部やトンジュ(金主、新興富裕層)の家族も少なくなく、中央に信訴(不正行為の告発)が寄せられた。

 金正恩氏の批判は、この信訴を受けた調査に基づくものと思われる。ただ、彼が批判した不正行為は、裏口入学やワイロのやり取りなどという、ありふれたレベルのものではなかった。以下は、平壌のデイリーNK内部情報筋が語った話を再構成したものだ。

デイリーNKジャパン

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