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【菊池雅之 最新国防ファイル】F-4ファントムII、最後の公開訓練 さらば、日本の空を守り続けた「黒いカエル」 (1/2ページ)

 航空自衛隊では、来年度より、最新鋭のステルス戦闘機「F-35A」の2つ目の飛行隊を発足させる。配備数は着実に増えており、間もなく数の上でも日本の主力戦闘機となっていく。

 その陰で、冷戦時代の主力戦闘機として、日本の空を守り続けてきたF-4ファントムIIが姿を消す。最後の「ファントム部隊」となったのが第301飛行隊だ。同部隊はF-35A飛行隊へと生まれ変わる。

 その華々しい再出発を応援するため、11月20日、百里基地(茨城県小美玉市)にて、「第301飛行隊壮行会」が開催された。

 式典に先立ち、関係者へのお披露目として、機体全体を黄色と青色に塗った2機の特別塗装機が離陸した。青い方の機体横には「Phantom Forever(=ファントムよ永遠に)」、黄色い方の機体には「Go For It!301SQ(=頑張れ!第301飛行隊)」とそれぞれ書かれており、別れを惜しみつつも新たな船出を応援した。

 さらに、灰色の通常塗装機も1機離陸した。こちらは機首に「440」と機番が書かれており、ファンの間では「ししまる」と呼ばれている。ファントムは世界で約5000機も製造されたが、その最終号機が、空自の配備する「ししまる」だ。この最も若いファントムの引退は、世界の航空機愛好家の間でも大きな話題となっている。

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