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【日本の元気 山根一眞】宇宙に挑むヒーローたちに感動 2・2%の確率で命失う…それでも宇宙飛行士たちはビビらない (1/3ページ)

 11月16日、ケネディ宇宙センターから野口聡一さん(55)らが乗り組んだスペースX社の宇宙船クルードラゴンがファルコン9型ロケットで打ち上げられ成功し、翌日、無事に国際宇宙ステーションに到着した。

 私は、この打ち上げをハラハラしながら見守った。というのも、ファルコン9型の打ち上げは91回目だが、これまで2回打ち上げに失敗していたからだ。命を失う率は2・2%…。

 2・2%という失敗率をビジネスマンの通勤(電車往復利用)で言えば、年に10回以上命を失う事故に遭うのと同じだ。だが、宇宙飛行士たちはビビらない。そのことを実感したのは2001年7月、7人の宇宙飛行士、元宇宙飛行士が東京の科学未来館に参集した時だった。

 その1年8カ月前、国産ロケットH-2・8号機が打ち上げに失敗し指令破壊された(自爆装置を作動)。宇宙開発事業団(NASDA、現・JAXA)には大きな衝撃で、「日本の宇宙技術はお粗末、やめてしまえ」という厳しい論調も多々。宇宙技術者たちは失意の底にあった。

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