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新型コロナで医療崩壊寸前 欧米より感染者少ないのに…再編、統合構想もとに病床数削減が打撃 (1/2ページ)

 新型コロナウイルス感染による重症者が増えている。厚生労働省によると、29日の重症者は前日から22人増えて462人と7日連続で最多を更新した。集中治療室(ICU)を含む入院状況も逼迫(ひっぱく)し、全国で医療現場の危機感は高まっている。日本は欧米に比べて死者数や重症者数はいまもケタ違いに少ないが、なぜここまで追い込まれているのか。

 厚労省の統計では、同日時点で入院治療等を要する人は2万1144人。重症患者の治療に使う人工心肺装置「ECMO(エクモ)」の普及や活用を支援する「ECMOネット」によると、人工呼吸器を着けた重症患者は11月1日の140人から29日には271人へとほぼ倍増した。さらに重い症状でエクモを装着した患者は30人。

 病床使用率では、15都道府県が政府の新型コロナ感染症対策分科会がステージ3(感染急増)の指標の一つとする25%を超えた。大阪府と兵庫県は50%以上と高い水準で推移している。

 一方、世界最大の感染国となっている米国の状況をみると、コロナ感染状況を分析する「COVIDトラッキング・プロジェクト」の28日時点の統計で、入院患者数は9万1635人、人工呼吸器を使用中の患者は6152人にのぼる。

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