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新型コロナで医療崩壊寸前 欧米より感染者少ないのに…再編、統合構想もとに病床数削減が打撃 (2/2ページ)

 これまで感染者約161万人、死者6万人を超える英国だが、入院患者は26日時点で1万5712人にとどまっている。

 国民皆保険で医療を受けやすい日本と、民間保険中心の米国、国民保険では自由に医療機関を選べない英国との医療事情の違いも浮かぶ。

 日本の医療現場が抱える状況について、西武学園医学技術専門学校東京校校長で医学博士の中原英臣氏は、「これまで地域医療を再編し、統合していくという地域医療構想をもとに、病床数を削減してきたことや、医療費の削減などを目的に保健所を20年前の半分近くまで削減してきた結果が今の医療体制に大きな打撃を与えていることは言うまでもない。当然、こうした削減はすぐに数を増やして改善できるようなものでもない」と指摘する。

 医療崩壊を回避するために何ができるのか。中原氏は「単純に言えば、病床数を増やすか、患者数を減らせば医療崩壊は回避できる。現実的には患者を減らすしかなく、『Go To』事業を全面的に止めるなど踏み込んだ対策が求められるのではないか」と語った。

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