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【ここがヘンだよ 日本国憲法】「憲法改正」へ問われる菅首相の姿勢 安倍前政権では憲法論議が行われず (1/2ページ)

 安倍晋三前政権では、国会の憲法審査会が開催されず、憲法論議が行われなかった。

 菅義偉首相誕生に伴って、憲法についての自民党・公明党連立政権合意は、「衆議院・参議院の憲法審査会の審議を促進することにより、憲法改正に向けた国民的議論を深め、合意形成に努める」となった。

 自民党の佐藤勉総務会長は「菅首相は、安倍政権を踏襲するのが基本だ。憲法改正に邁進(まいしん)するという意思表示と受け取っていただいて結構だ」と述べている。

 日本維新の会の片山虎之助共同代表は10月30日の代表質問で、「現憲法は今日まで、国民投票も行われていない。当面行うべきことは、国民投票法改正案を早急に成立させ、各会派の憲法改正案を国民の前に開陳することだ」と述べた。

 注目すべきは、国民民主党の玉木雄一郎代表が9月15日、新党結党の記者会見で、「私たちは憲法審査会の審議を拒否することはない。国会での議論を牽引(けんいん)していく」と強調したことだ。

 同党の山尾志桜里憲法調査会長も9月24日の記者会見で、「新しい時代の新憲法草案」のたたき台を年内めどに出すと述べたうえで、「みんなでベストのものに作り上げていく。改正が必要なものを世論に喚起して国民対話のスタートラインとしたい」といい、憲法調査会の議論は完全フルオープンにすることを約束した。

 一方、立憲民主党の枝野幸男代表は9月30日の記者会見で、記者から「菅政権のもとでの憲法改正に反対していくのか」と聞かれ、「自民党がどういう対応されるのか見えない状況なので、答えようがありません」と語った。

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