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【歳川隆雄 永田町・霞が関インサイド】「桜」前夜祭の補填疑惑、なぜ今なのか 検察当局が長期政権狙う菅首相の「意向」忖度? (1/2ページ)

 どう考えても得心いかないことがある。

 それは、安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」の前日に都内のホテルで主催した前夜祭(夕食会)の費用の一部を、安倍氏側が負担していたとの報道である。

 読売新聞(11月23日付朝刊)が1面左肩で「安倍前首相秘書ら聴取、東京地検-『桜』前夜祭会費補填(ほてん)巡り」の見出しを掲げて報じた。

 山口県下関市の「安倍晋三後援会」が2013~19年まで「桜を見る会」前日の前夜祭総費用が参加者会費だけでは足りず、その差額を安倍氏の国会事務所が補填していた疑いがあり、東京地検特捜部が公設第1秘書などから任意で聴取したというのである。

 同日のNHKもホテル側が作成した安倍氏の資金管理団体宛の領収書のコピーなどを映して見せるなど大きく報道した。

 当然、他メディアも追い、「事務所側が補填した事実は全くない」とした安倍氏の答弁と矛盾する、政治資金規正法違反や公職選挙法違反の容疑があるとして追及の構えだ。

 この「900万円超補填か」報道の詰め=真相追及は野党やメディアに任せるとして、筆者の関心は「なぜ、今なのか?」である。

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