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国内でも国際社会でも支持を失う「文在寅の誤算」 (1/3ページ)

 韓国の文在寅大統領は30日に主宰した首席秘書官・補佐官会議で、次のように発言した。

 「すべての公職者は国民だけに奉仕すべきで、より良い国づくりのための役割を果たすべきです。所属する部署や集団の利益ではなく、共同体の利益を重んじる先公後私(滅私奉公)の姿勢で危機を乗り越え、激変の時代を切り開いていかねければなりません。過去の慣行や文化から抜け出せなければ、急変する世界的潮流から落伍するしかないでしょう」

 何のことかと言うと、最近の政権と検察の対立を巡り、検察側に「態度を改めろ」と言っているのだ。

 秋美愛法相は先月24日、与党や政府高官の不正に鋭く切り込んできた尹錫悦(ユン・ソギョル)検事総長の職務執行停止を命じた。するとこれに対し、検察側から猛烈な反発が出た。およそ2000人とされる全国の検事のほとんどが秋美愛氏に対し、職務停止命令の撤回を求めたのだ。

 この間、文在寅氏は「法相と検事総長の対立は大統領が収めるしかない」とする世論を無視するかのように、沈黙を守ってきた。それが検察の反発が極大化するや、やっと口を開いたのである。

デイリーNKジャパン

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