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吉川元農水相に現金受領疑惑 鶏卵生産大手が現金数百万円提供か 菅首相「衆院解散」戦略に影響も (1/2ページ)

 自民党の吉川貴盛元農水相(70、衆院北海道2区)に、現金受領疑惑が直撃した。鶏卵生産大手「アキタフーズ」(広島県福山市)グループの元代表(87)が、鶏卵業界に便宜を図ってもらう目的で、吉川氏に現金数百万円を提供した疑いが浮上したのだ。大臣在任中の提供も指摘される。東京地検特捜部では、農水省やアキタ社の関係者を事情聴取するなどして、捜査を進めているもようだ。菅義偉首相の「衆院解散」戦略にも影響しそうだ。

 元代表は、特捜部に対し、事実関係をおおむね認めているとされる。

 一方、吉川氏は11月、共同通信の取材に現金受領を否定し、「パーティー券を購入してもらったことはある」などと語ったという。

 関係者によると、元代表は、業界団体「日本養鶏協会」で副会長や特別顧問を務めた人物。鶏卵の取引価格が基準を下回った場合に9割以内が補填(ほてん)される「鶏卵生産者経営安定対策事業」や、家畜にとってストレスの少ない飼育環境を目指す「アニマルウェルフェア」(AW)をめぐり、政治家や農水省の官僚に接触し、要望を繰り返していた。

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