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安倍前首相の任意聴取要請 本人の認識を確認 桜「夕食会」

 安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前夜に主催した夕食会をめぐり、安倍氏側がホテルに支払う費用の不足分を補填(ほてん)していた問題で、東京地検特捜部が安倍氏の任意聴取を要請したことが3日、関係者への取材で分かった。特捜部は夕食会の収支が政治資金収支報告書に記載されていなかったなどとして、政治資金規正法違反罪などで捜査しており、告発対象の安倍氏自身からも補填や不記載の認識などについて確認するものとみられる。

 夕食会は、後援会が1人5000円の会費で都内の2つのホテルで開催。関係者によると、昨年までの5年間で、数百人規模の参加者から集めた会費の総額と、各ホテルに支払った総額の差が800万円を超えており、会費の不足分を安倍氏側が補填していたという。

 安倍氏は昨年11月、国会などで「安倍事務所も後援会にも一切の入金や出金はない」と述べ、補填を否定していた。一方、関係者によると、安倍氏の資金管理団体「晋和会」の会計責任者の秘書は特捜部の調べに「補填はしていないと安倍氏に虚偽の報告をした」と供述しているという。(産経新聞)