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韓国・文大統領の支持率が過去最低の37% 法相・検察対立が直撃

 【ソウル=桜井紀雄】韓国の世論調査会社、リアルメーターが3日に発表した文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率は、前週より6・4ポイント落ち、2017年の大統領就任後、最低となる37・4%を記録した。文氏の本来の支持層である革新層の低下が目立っており、秋美愛(チュ・ミエ)法相と尹錫悦(ユン・ソンヨル)検事総長の対立の影響で支持層からの離脱が起きていると分析されている。

 支持率が40%を割り込むのも同社の調査では初めて。チョ・グク前法相とその家族の不正疑惑で昨年10月に記録した最低値よりも4ポイント低い。不支持率は前週より5・1ポイント高い57・3%となり、最高を更新した。

 文政権の旧来の支持団体も秋氏の尹氏への職務停止や懲戒請求といった強権措置を批判している。法務省で尹氏の懲戒処分を審議する懲戒委員会が4日から10日に延期されたが、解任や免職処分が出ても尹氏は法的対応を取る構えで、対立が長期化すれば、支持率がさらに低下しかねない。

 尹氏を非難し、秋氏を擁護してきた与党「共に民主党」の支持率も5・2ポイント下落して28・9%に。秋氏に批判的な保守系最大野党「国民の力」は3・3ポイント上昇して31・2%となり、約4カ月ぶりに逆転した。

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