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吉川元農水相500万円疑惑 在任中に鶏卵大規模生産者の支援拡充 典型的な贈収賄事件か (1/2ページ)

 自民党の吉川貴盛元農水相(70、衆院北海道2区)が、鶏卵生産大手「アキタフーズ」(広島県福山市)のグループ元代表(87)から現金500万円を受領していた疑惑で、農水省の「鶏卵価格差補填(ほてん)事業」をめぐり、大規模生産者に対して、価格下落時の補填を拡充する方針が吉川氏の大臣在任中に決まったことが、関係者への取材で分かった。元代表側が事前に要望し、アキタ社も拡充対象に含まれていた。典型的な贈収賄事件の疑いが強まった。特捜部は慎重に捜査しているもようだ。

 関係者によると、元代表は、吉川氏が在任中だった2018年10月~昨年9月に複数回面会。現金の授受は3回あり、大臣室も現場になったという。同時期に元代表は「大規模生産者の補填拡充を成し遂げたい」などと周囲に話していたといい、元代表が特別顧問を務めるなどした業界団体も長年にわたり要望していた。

 価格差補填事業は、鶏卵が供給過多となり一定の価格を下回った場合、基準価格との差額の9割を補填する仕組み。さらに価格が下がると「成鶏更新・空舎延長事業」が適用され、鶏を食肉用に出荷後に鶏舎を一定期間空けた生産者に奨励金が支払われる。

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