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新型コロナ重症者対策に「春日局作戦」提唱! 免疫で乳母になった説、感染者の「中和抗体」が追い風に (1/2ページ)

 厳重なロックダウン(都市封鎖)なしでコロナ禍をしのいできた日本だが、重症者や死者数が増え、医療現場の逼迫(ひっぱく)が指摘されている。自由な経済・社会活動を行いながら医療崩壊を防ぐ策として、専門家は歴史上の人物にちなんだ「春日局(かすがのつぼね)作戦」を提唱する。

 東京都の6日時点の入院患者は112人増の1856人で緊急事態宣言解除後の最多を更新、うち重症者は1人減の54人だった。全国の重症者は前日から1人減って519人。死者は北海道で過去最多の15人、埼玉、愛知で各3人、神奈川、静岡、沖縄で各2人など計31人にのぼった。

 独立行政法人経済産業研究所上席研究員の関沢洋一氏は、現状のコロナ対策として「台湾やニュージーランドのように当初に強力な制限を行い、感染をほぼゼロにする策を『プランA』、現在の日本のように感染者が減少したら緩め、増加したら厳しく自粛する『プランB』もある」と語る。

 そのうえで、「高齢者以外の行動制限を最小限度にとどめ、高齢者以外の感染を一定程度許容する一方で、高齢者の感染を極力避けるのが『プランC』だ」と関沢氏。

 プランCを補完する手段として、関沢氏が提案するのが2つの策だ。

 1つは、重症化用の病床を増やせる地域ではその地域の必要数以上に増やしてもらった上で、国土交通省や防衛省などの省庁と協力し、医療逼迫地域から非逼迫地域へ患者を搬送する態勢を整備することだ。

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