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【独話回覧】旅行や飲食封殺するな! コロナ感染対策「自粛せよ」一点張りは無知無策の象徴  日米ともに「注目すべきは客数」感染者数との相関なし (1/3ページ)

 菅義偉政権の「新型コロナウイルス対策と経済活動の両立」政策の目玉事業である「Go To」キャンペーンの迷走ぶりがひどい。観光需要喚起策「GoToトラベル」については、適用対象地域を一部緊急制限するかと思えば、期限の目安としていた2021年1月末以降も延長するという。

 さらに、高齢者や基礎疾患がある人に東京発着分の利用の自粛を促した。この「高齢者」というのは「65歳以上」ということで、該当する筆者としては、「高齢者呼ばわりするなんて」と面白くない。旅行も控えて我慢し、現役並みに自宅にこもってテレワークに奮闘し、さあ年末年始は「GoTo」の恩恵にあずかってみるかと期待していたのに、である。

 大げさに言えばだが、いつか観たアーノルド・シュワルツェネッガー主演の映画「コラテラル・ダメージ」を思い起こした。言葉の意味は、「政治的目的達成のためには犠牲者が出ても仕方ない」というものだ。

 そんな私情を抜きにしても、「自粛」とは何だ、あいまい過ぎるんじゃないか。政府としては、批判や反発を避けるために、個々の自主判断次第ですよ、強制しません、と言い逃れるつもりなんだろうが、東京住まいで高齢者が足を伸ばした先で、白い目でみられてしまうのではないかと肩身が狭い。年末年始に帰郷して親類縁者、級友に会って酒を酌み交わしたいと思っても、迷惑がられるのは嫌だ。結局自粛するしかないか。

 要するに、はっきりとGoTo事業を推進しているのに、感染拡大を促進するのではないか、という批判を押し返せないから、「自粛して」ということなのだろう。

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