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トランプ氏反撃!? テキサス州が米大統領選めぐりジョージアなど4州を提訴、「数日以内に大きなこと起こる」とも

 米大統領選をめぐり、テキサス州のケン・パクストン司法長官(共和党)は8日、新型コロナウイルスの世界的流行に乗じて大統領選の手続きを不当に変更し、選挙結果をゆがめたとして、ジョージア州、ミシガン州、ペンシルべニア州、ウィスコンシン州の計4州を相手取って連邦最高裁判所に提訴した。ロイター通信が同日報じた。14日の選挙人投票前に、大激震となるのか。

 「選挙は仕組まれていた。第三世界のようだ。今後数日で大きなことが起こるだろう」

 ドナルド・トランプ大統領は7日、記者団にこう語っていた。「大きなこと」とは、この提訴を指していたのか。

 パクストン氏は、憲法や法令に違反した不正投票によって、「選挙の安全性や公正性が損なわれた」として、4州の選挙人(62人)を選挙人団から除外するよう要請。選挙人投票の延期も求めた。

 トランプ氏やトランプ支持者は、大統領選の投開票から1カ月以上が経過した今でも、ジョー・バイデン前副大統領の当選確実の報道を認めず、「私たちは決して降伏しない」「われわれが負けるなどあり得ない」と主張している。元ニューヨーク市長で、トランプ氏の顧問弁護士であるルドルフ・ジュリアーニ氏を中心に、不正の証言や証拠を示して反撃している。

 今回の提訴は、どうなりそうか。

 米国情勢に詳しい福井県立大学の島田洋一教授は「トランプ氏らが提示する不正を裏付ける根拠や、『署名の検証がないジョージア州の再集計には意味がない』という指摘は個々には正しいが、連邦最高裁をはじめ各裁判所には『大統領選をめぐる判断に関わりたくない』という“逃げ”の姿勢が見える。その意味では、バイデン新大統領を迎えるムードは簡単には覆らないかもしれない」と指摘した。

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