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格安「PCR検査」の罠 医師の判断なく「疑い」域を出ず、保健所への報告義務もなし (1/2ページ)

 新型コロナウイルスのPCR検査を格安で受けられる民間検査施設が東京都心に相次いで開設され、帰省や出張の予定がある人の予約が殺到している。ただ感染していても陰性になる「偽陰性」の可能性があるほか、検査後の感染もあり得るため、厚生労働省は注意を呼び掛けている。

 東京・新橋駅の目の前にある「新型コロナPCR検査センター」。1日に最大780人を検査できる。工務店などを経営する木下グループの子会社が運営し、関連の医療法人が監修している。4日にオープンし、すでに年内の予約が埋まった。店で唾液を採取し、次の日には結果がメールで届く。費用は1回3190円。広報担当者によると、帰省や会食、出張を予定している人の利用が多い。陽性率は全体の1・0~1・5%という。

 11日に検査に訪れた千葉県市川市の主婦(52)は「沖縄県に住む弟が病気なので陰性なら13日に見舞いに行く。急に帰省しなければならない人にとって安く簡単に検査できるのは助かる」と歓迎する。母親の通院に付き添うため仙台市に行くという会社員の男性(54)=東京都練馬区=は「東京から行くと地方では白い目で見られがち。感染していないことを確認したかった」と話した。

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