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岸防衛相、尖閣領有権めぐり中国に鉄槌! 「王毅暴言」にも断固反論、菅政権の失点挽回 石平氏「中国は強く出れば尻込みする」 (3/3ページ)

 これに対し、中国は一度も尖閣諸島を実効支配したことはない。

 中国国防省によると、前出の魏氏は日中防衛相会談で、「東シナ海と釣魚島の問題において、中国が領土主権と海洋権益を守る決意は揺るぎない」と述べ、譲歩しない姿勢を鮮明にしたというが、笑止千万だ。

 中国事情に詳しい評論家の石平氏は「魏氏は、岸氏に強気で反論しなかったようだ。中国が弱い態度を見せる相手には増長し、反対に強く出てくれば尻込みする国家だからだ。中国側は、岸氏が主権について明確に主張する政治家だと分かっていたが、ここまで毅然とした態度に出ると思わなかったのではないか。これ以上、中国と尖閣諸島をめぐって対話しても意味はない。自衛隊や警察を常駐させるなど、実効支配を強めることが重要だ」と語った。

 先月末の日中外相会談後の共同記者発表を受けて、自民党外交部会と外交調査会は1日、王氏の暴言に抗議し、政府に反論を促す決議文をまとめ、茂木氏に手渡した。

 自民党の佐藤正久外交部会長は「岸氏は国際社会に見えるかたちで、王氏が尖閣諸島についてまき散らした『毒』を消毒してみせた。日本として覚悟を持った発言で、評価したい。中国は、日米豪印戦略対話『QUAD(クアッド)』が強まるのを嫌い、分断を図ってきている。今こそ、日本はもっと中国に強気で注文を付け、押し込むべき時だ。防衛力には実態が伴わないと意味がない。岸氏には今後、尖閣諸島の上空視察にも行ってほしい。南西方面で現場の部隊がしっかりと日本の領土を守れるようにすべきだ」と語った。

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